2021年2月の月報です。
映画
清須会議
本能寺の変後の織田家の跡継ぎと領地分配を決めるために開かれた清須会議を描いた三谷幸喜監督の映画。
面白かったが、三谷幸喜監督の他の作品と比べると微妙かも?
高校日本史程度の知識しか持たずに臨んだのでこの映画を楽しむ下地が十分でなかったかもしれない。何なら清須会議の存在はこの映画の予告編か何かで知った。
知識不足でも楽しめる映画だったことは確か。
ラヂオの時間
三谷幸喜監督の映画。大物女優の我儘を発端にしてどんどん脚本が書き換えられながら進んでいくラジオドラマの生放送を描いた映画。
面白かった。リアルとファンタジーの塩梅が良かったという印象。
ハッピーエンドなんだけど問題は何も根本的に解決していなくて、結局は今後も同じことが繰り返されるだろうなという微妙な後味があった。『有頂天ホテル』も然り、ちゃんと観ると三谷幸喜の映画ってこんな雰囲気だったのか。
西村雅彦演じるプロデューサーのセリフに時々見えるラジオドラマに対する情熱が、最後のシーンから考えると本心でもあるんだろうけどそれ以上に自分自身を鼓舞するための言葉だったんだろうと思うと心がキュッとなる。そうやって何年もこの仕事を続けて来たんだろうな。唐沢寿明が映画をやっている間、西村雅彦は仕事をしていたんだよ!これシン・ゴジラでも感じたやつだな。「面白かった」と伝えに来てくれる人がいてくれて本当に良かった。
なんかめちゃめちゃ共感ベースで観てしまった。学生時代に観たらまた違ったんだろうな。
この映画を観る直接のモチベーションはサブカルYouTuberおませちゃんブラザーズの本田さんがおすすめしてたからなので信頼がかなり増した。中盤とラストで2回絶対泣いちゃうのわかる。
HERO(2015)
キムタクの検事ドラマの劇場版。北川景子の方。
軽めの邦画が観たい時はキムタクの映画が丁度いい。例外はある。
軽めの邦画として観たし色々突っ込まなくてもいいかと思っている。たまには勧善懲悪もいいね。
ゲーム
スーパーマリオ オデッセイ
かなり今更だけど、既にストーリーを一通り終えていたところからローカルコインとパワームーンをコンプリートした。
基本的にずっと面白いんだけど最後のステージだけはブチギレながら3日くらいかけてやった。
久しぶりにこういうやりこみ要素をネットなしでやったのでかなり達成感がある。
428 封鎖された渋谷で
10年以上前のスパチュンのサウンドノベル。評価が高いのは知っていたのでいつかのSteamのセールで買って積んでいたのを崩しにかかった形。
このゲームは複数人のシナリオを同時に進めていく中で各人の選択が他のシナリオに影響して展開が変わっていくというシステムで、自分の選択が世界に与える重みを感じられてよかった。ノベルゲームの選択肢にはそういう体験を求めている気がする。
加納ルートと大沢ルートは特に好みのシナリオだった。自分自身を見つめ直して愛を見出す物語、好き。
ボーナスシナリオとか残ってるのでもうちょっとやります。
まとめ
月末にやっていたUnity1Weekに参加しようとして断念した月だった。仕事に丁度メンタルを吹き飛ばされてモチベーションが保てなかった。1週間でできる軽いものでも面白さを信じて手を動かし続けることは難しい。
今月もあんまり映画は観られなかったけど『ラヂオの時間』に出会えたのと『428 封鎖された渋谷で』ができたので結構満足感はある。
エヴァをちゃんと観よう。